加藤武雄は、明治21年5月3日川尻村に生まれ、若くしてその文才を発揮しました。新潮社に入社し、「トルストイ研究」「文章倶楽部」の編集に当たりました。代表作には、相模川周辺の美しい風景を舞台にした長編「悩ましき春」などがあります。この碑は昭和41年3月丹下健三の設計により建立されま…

若山喜志子は、歌人若山牧水の妻で、自身も歌人として知られています。牧水の死後は「創作」を引き継ぎ長く主宰を務めました。この石碑には、彼女の歌が刻まれています。「今日の雪は ゆりつもれども 明るくてとほく小鳥のさへつる きこゆ(若山牧水の妻)」。

昭和39年の城山ダム建設で発生した土砂を埋め立てた場所に梅を植栽したもので、3千ヘクタールの敷地におそよ千本もの梅が植えられています。花の季節には、一般解放され園内を見学できる他、6月中旬ごろには梅が実り、梅もぎも体験できます。

ソメイヨシノの開花前線が通過する1週間ほど前になると、30万株の日本かたくり、3000株の黄花かたくりが、いっせいに咲き乱れ、明るい紫色のじゅうたんを敷きつめた様です。花が咲いてから枯れるまでの期間が短いので見逃さないようにしていただきたいです。

川尻八幡宮の境内北側にあり、出土や墓の構造から奈良時代の様式の墳墓と推定されています。「翁塚」とも呼ばれ、河原石を組み合わせた石室が露出しています。昭和4年に発見されました。