桜、さくら、SAKURA !!(津久井湖 ⇒ 宮ヶ瀬湖)
津久井湖城山公園 花の苑地
2018年は桜の開花がとても早く、その後も晴れの日が続いて各地のお花見名所が一斉に満開を迎えています。私の家の近くにも見頃の場所はたくさんあるのですが、やまなみ地域の桜は一味もふた味も違うということで、3月31日の土曜日に圏央道を北上、津久井湖城山公園の花の苑地第2駐車場に10時半過ぎに到着しました。(桜の時期は大変混雑するというホームページの告知の割には、スムーズに入れましたが、単に運が良かっただけのようで、直後には車が列をなし、入場を断られた方々も多かったようです。)
ここの魅力は城山の北麓に植栽された桜の密度。「桜の小道」と名づけられた園路に従って斜面を登ると、一面の花の海の向こうに津久井湖の深緑の水面と対岸の山並みが見渡せ、絶景かな、絶景かな !!
桜の開花状況は事前に公園のホームページでチェックしていた通り、「満開」もしくは「散りはじめと」いったところで、桜吹雪が舞い散る最高のお花見を楽しむことができました。
花の苑地では、翌日の「第21回津久井湖さくらまつり(花の苑地)」を前に、地域特産品の屋台販売や、バンドの生演奏などが行われ、盛り上がっておりました。T-スクエアを初めとする80年代フュージョン・ナンバーをカバーする地元バンドの演奏はリズムの切れもよく、なかなかのものでございました。
津久井湖観光センターも大賑わいで、やまなみグッズを初めとする特産品がどんどん売れていました。
また、花の苑地は桜だけでなく、様々な花木や草花が植栽されています。特に、第1駐車場周辺に植えられた「ジューンベリー」の白い花は桜に負けず劣らずの美しさでした。
津久井湖城山公園 水の苑地
花の苑地の桜と催し物を堪能した後、城山ダムを挟んだ対岸の水の苑地に移動、こちらも紙一重で駐車場に滑り込みました。
水の苑地は円形の芝生広場を中心に、湖に張り出した湖畔テラスや、滝・噴水を組み合わせた水のモニュメント、テニスコートが配置された開放的な空間です。桜はこちらも満開 !! 先程まで散策していた花の苑地の桜を背景に、津久井湖の水面に映える桜花をゆったりとした気分で眺めることができました。
苑地の一角に菜の花の植えられた区画があり、桜との競演を楽しむことができます。今年は菜の花の開花が桜に追いついていない感じでしたが、それでも青空をバックに十分に美しい光景を作り出していたように思います。
ちなみに、水の苑地では一週間後の4月7日(土) 〜 8日(日)にさくらまつりが開催されます。それまで桜が持つかどうか危惧されるところですが、津久井湖城山公園ホームページの4月1日付のコメントによると、「桜の花はたぶん散りゆきますが、その後のうまれたての若葉も負けず劣らずキレイですよ。ぜひ楽しみにしていてください!」とのこと。なるほど ! 確かに !!
雲居寺の枝垂桜
水の苑地を後に、津久井湖北岸をドライブ。道沿いの桜を楽みながら、三井大橋で湖を渡って、この季節の私のイチ推し、根小屋地区の雲居寺(うんごじ)に到着。
この寺の枝垂桜はそれほど知られていませんが、本当に素晴らしいと思います。一本桜としては、県内では小田原長興山紹太寺の枝垂桜に次ぐ名木ではないでしょうか。離れて見るも良し、下から見上げるも佳し。近くにある門や鐘楼とのバランスもよく、写真映え(インスタ映え?)もばっちりです。この日も西日を受けて堂々たる貫禄で迎えてくれました。(ほかの人にあまり教えたくないような、みんなに知ってほしいような、ちょっと複雑な気分ですが...)
ちなみに、このお寺にはもう一本、やや小ぶりの(と言っても十分に立派な)ピンクの枝垂桜もありますが、そちらの木の見頃はもう少し先のようでした。
今のところお寺の駐車スペースには余裕があるようですし、最寄りのバス停からも少し離ているとはいえ、歩けない距離ではないので、桜の季節には訪ねてみたい場所だと思います。
宮ヶ瀬の桜の見頃はこれから
雲居寺のお参りも済ませ、さらに南下して宮ヶ瀬湖畔園地でちょっと一服。さすがに標高の高い宮ヶ瀬湖畔は、桜も未だ満開とはいきません。この状態でも十分美しいですが、「見頃」と言えるのはもう少し先かな。
湖畔園地で行われる「第13回宮ヶ瀬桜まつり」の開催日は4月7日(土)~15日(日)。8日(日)には「みやがせフェスタ春in宮ヶ瀬」も開催の予定です。天候にもよりますが、これなら桜も残っていそうです。これから清川村の花であるミツバツツジも咲き始めますので、まずまずのタイミングになるのではないでしょうか。
今回は津久井湖、宮ヶ瀬湖を巡りましたが、やまなみ地域では今回ご紹介した場所以外でも、あちこちで桜のイベントを楽しめます。「第45回やまきた桜まつり」は4月8日(日)まで開催予定、同日には「相模湖 湖畔さくら祭り2018」も予定されています。また、里の桜が終わっても、さらに標高の高い場所(例えば丹沢湖)ではまだまだこれからが桜の本番です。さてさて、次はどこに行きましょうか?
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