山北町向原のホタル

早いもので、今年もホタルの季節となったので、前々から気になっていた山北町向原の「滝ホタルの池」を、6月8日の日曜日に訪ねてみました。

山北中学校の横を流れる川を遡っていくと、東名高速の高架下が、ホタルの季節のみ駐車場になっています。そこからさらに北に歩いていくと、「向原滝ホタルの会」の皆さんが、近くの滝の水を引いて、ホタルの生育環境を整えている場所に出ます。

背後には清流が流れ、水音とともに、カジカガエルと思しき声も響く、素晴らしい環境。この日は、今年で4回目になるという観賞会が開かれていて、会場までの道には竹灯籠も灯され、雰囲気を盛り上げていました。7時過ぎには「向原滝ホタルの会」の会長さんから会の活動の説明があり、なんとジュースまでいただいてしまいました。

そうこうするうちに、あたりが徐々に暗くなり、そこかしこにホタルが光り始めます。最初は茂みの奥で明滅していた光が、徐々に空に舞い始め、8時頃には最高潮に達しました。

その頃に写したホタルの光跡がこちらの写真。30秒間の露光で何枚も写した中から、良い部分を切り取り、多少明るさを調整して掲載しました。長時間露光による光の線から、小さな光が明滅しながらゆっくりと漂っていく様子がご想像いただけるでしょうか。

この夜は、月が中天にあって、あたりを照らし、ホタル観賞には少し明るかったかもしれませんが、もうすぐ満月が過ぎ、月の出も遅くなってくるようです。町のホームページによれば、ここのホタルは例年20日頃まで見られ、観賞できる間は会員の方が現地で案内してくれるとのことです。

また、やまなみ地域では、このほか城山や藤野でも、例年と同じくホタルのイベントが予定されています。皆さん、まだまだ間に合いますよ。

関連リンク:相模原市観光協会HP

 

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