山北町清水地区は、丹沢の銘水に恵まれ、古くから足柄茶の産地として親しまれた里です。 河内川(こうちがわ)を挟んで建つ道の駅「山北」と「ふれあいビレッジ」は、休日にもなると西丹沢へのハイカーのちょっとしたお休み処として賑わっています。
丹沢湖ふれあい健康村
山北町
交流の里情報
山北町清水地区 道の駅「山北」と「ふれあいビレッジ」
里のグルメと郷土料理
ペペレイ
ペペレイとはスペイン語で王様という意味です。体に銀の帯があるのが特徴で、英語では「Silver arrow(銀の矢)」とも呼ばれ、2年ほどで体調20cm程の成魚となります。透き通るような白身で、川魚特有の泥臭さもなく、淡泊な味のため、塩焼き、刺身、寿司、天ぷら、ムニエルなど、多くの料理に使われています。
丹沢湖周辺の旅館や寿司店、そば店などで食べることができます。ぜひ一度ご賞味を!
里の見所、名所
三保ダムと丹沢湖(かながわの景勝50選)
三保ダムは、長さが588メートル、高さ95がメートルあり、洪水調節と水道用水の供給、発電を目的として昭和53年に建設されました。地質が軟弱なため、岩石や砂利などで地盤を固めるロックフィル式という構造になっています。
8年の歳月と823億円の費用を費やしたダムの建設により、できたのが丹沢湖です。西丹沢の自然とうまく調和した湖で「かながわの景勝50選」に選ばれています。
三保の家と丹沢湖記念館
「三保の家」は、ダム建設により、湖底に沈んだ世附(よづく)地区で昭和48年頃まで使われていた江戸時代末期建築の民家を移築、復元したのもで、「かながわの建築物100選」のひとつです。
室内で養蚕が行えるように、採光や通風のため屋根を切り上げた「かぶと造り」の建物で、養蚕農家の典型であり、神奈川県の代表的な民家形式と言われています。現在は、この地方で使われていた農具や民具などが展示されています。
隣接する「丹沢湖記念館」は、1階がやまなみグッズをはじめとした地元特産物を紹介するコーナーになっています。また、フロアの一角では、尾崎遺跡からの出土品である縄文土器や石器、水没前の風景写真なども展示されています。
(お問い合わせは、0465-78-3415)
箒杉
箒沢集落の入口、坂の上に聳え立つ大スギで、推定樹齢二千年、高さ45メートル、根回り12メートル。「かながわの名木100選」のほか、国の天然記念物、「全国の名木100選」にも指定されています。
【中川温泉】
400年ほど昔の戦国時代、武田信玄が小田原北条氏康を攻めた際、傷ついた将兵たちを療養させたといわれる温泉で、「信玄の隠し湯」とも呼ばれています。
丹沢の温泉の中では最も泉温が高く、水素イオン濃度の高いのが特徴で、胃腸病や切傷の回復に良いといわれています。
【西丹沢ビジターセンター】
中川川上流の青い流れを望む場所に建ち、丹沢大山国立公園の動植物を写真や模型で紹介するミニ博物館。
教室の西側一帯は、奥中川園地と呼ばれ、植栽の整備された小公園となっていて、散策コースが用意されています。
(お問い合わせは、0465-78-3940)
おススメウォーキングコース
不老山コース(約4時間10分)
見晴らしがよく静かな尾根歩きができるコースです。4月のヤマブキ、5月末のサンショウバラが見事です。
不老山コース(約4時間10分)
ユーシン渓谷コース(約6時間40分)
丹沢湖畔玄倉から玄倉川沿いにユーシン渓谷を歩く約7Kmの道のりです。新緑と紅葉の頃は特にきれいです。
途中にトンネルが8ケ所あり、このうち仏岩トンネルが最長で日中でも薄暗い道です。
ユーシン渓谷コース(約6時間40分)
檜洞丸(ツツジ)コース(約4時間35分)
丹沢山塊が国定公園に指定されたのを記念して切り開かれたコースで、5月下旬のヤツオツツジ(ゴヨウツツジ)は見事です。
檜洞丸(ひのきぼらまる)への登降路としては最短距離です。
檜洞丸(ツツジ)コース(約4時間35分)