大野山山頂~蕎麦屋 ふか沢(4月29日現在)
山北町あいにくの曇り空。
大野山(標高723.1m、山北町)山頂で開催される山開きは大丈夫なのかと心配しながら、山道を登っていきました。
山道を登る途中、山道の脇や民家で咲く花を撮り、景色を楽しんでいたものの、登っていくにつれて、山頂の天気を気にするよりも、思ったよりも勾配のきつい山道に悪戦苦闘しました。車が走れる山道ということもあって、ぐねぐねした道をひたすら登りました。
歩くこと2時間、ようやく山頂に着きました。
山頂から見る景色は雄大で、丹沢湖もうっすらではありますが、見えました。ただ、残念ながら・・・曇り空のため、富士山を拝むことは叶いませんでした。
山頂付近では、器用にチェンソーを動かして、フクロウやクマなどの木彫りを作っている方々がいました。あれだけ大きなチェンソーで、繊細な木彫りができることに驚きました。
山頂では、芝生の上で持参したおにぎりやお弁当を食べながら、談笑している家族連れやご年配の方々など、大勢の観光客がいました。
地元の方々によるお店もいくつか出ていて、カレーパンやコロッケ、焼きトウモロコシ、豚汁といった定番のものから、炭火焼フレンチトースト、鹿肉フランクフルト、猪肉缶詰、鹿肉缶詰といった、あまり目にしないものまであって、見ることも味わうことも楽しむことができました。
大野山の景色を楽しんでいるうちに、いつの間にか長い行列ができていました。見に行ってみると、山道の途中にあった、大野山乳牛育成牧場の牛乳が先着1000名まで無料配布されるとのことでした。私もその列に並び、牛乳をいただき、その場で飲みました。近隣の牧場からの牛乳だけあって、とても美味しかったです。
私の後に並んだ方々も大勢いて、山頂でこれほどの行列ができるとは想像もしていませんでした。
牛乳の配布と同じ頃に、山開きの式典が開始されました。登山の安全を祈願した後、フォルクローレの演奏やコーラスも催されました。アンデスの音楽を山頂で聞くとは思いもよりませんでしたが、素敵でした。
山開きという行事に参加するのがはじめての私にとっては、大野山山頂であったことすべてが新鮮でした。
山頂を後にし、大野山乳牛育成牧場へ行きました。
山頂から小さいながらも牛が何頭か見えていましたが、近くで牛を見るとかなり大きいことを実感しました。
また、牧場に隣接する「まきば館」に入ると、酪農や大野山の自然を撮ったパネル写真の展示がいくつかありました。新緑や夏の季節は、大野山の緑がとても映えると思いました。
大野山乳牛育成牧場の後、山道を下ることおよそ30~40分、山頂に向かう途中で気になっていた、「ふか沢」というお蕎麦屋さんに立ち寄りました。
お蕎麦屋さんは昭和の家という感じの木造で、中に入ると、囲炉裏や箪笥が昔の雰囲気を出していて、とても落ち着きました。
「ふか沢」で注文したのは天せいろで、山盛りの天ぷらが出てきたことに圧倒されました。天ぷらはすべて野菜天で、どれも揚げたてでサクサクしていてとても美味しかったです。また、お蕎麦は、普通のお蕎麦よりも麺が短くて細く、食べやすかったです。
お蕎麦を食べ終わってお店を後にしようとすると、お店の方が「お店の奥のトイレも見てください」と言われました。不思議に思いつつも、外のトイレに行ってみると、トイレから外が丸見えで、外の景色を堪能できるトイレでした。ただ、崖の上のトイレではありますが・・・
あいにくの天気ではありましたが、山開きでの各種行事やイベントをはじめ、大野山乳牛育成牧場の美味しい牛乳に、お蕎麦屋さんと、大野山を満喫した1日でした。
やまなみ五湖では、今の時期やこれからの夏の季節は楽しみなイベントが多くなりますので、訪れてみるのも良いかと思います。
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