水とエネルギー館~宮ヶ瀬ダム・石小屋ダム(6月8日現在)

愛甲郡愛川町・清川村・相模原市緑区

水とエネルギー館と小学生の団体(6月8日撮影)

朝からあいにくの雨。宮ヶ瀬湖あたりの天候を心配しながらも、土砂降りではなかったため、車を走らせました。
場所によって雨が降っていたり止んでいたりしていましたが、宮ヶ瀬湖周辺に着くころには、霧雨程度になりました。

まずは「水とエネルギー館」に行きました。
「ザーー」という音がずっと聞こえいて、最初はダムから風が流れ込んできているのかなと思っていましたが、実は・・・ダムの放流の音でした。
水とエネルギー館に行って分かったことですが、ダムでは「観光放流」というのがあって、決まった日の11時と14時からの6分間、観光客向けに放流していますが、それが今日(6月8日)ということでした。

水とエネルギー館に着いた時には、ほとんど観光客はいませんでしたが、15分もしないうちに、観光バスが4~5台到着し、小学生の団体がぞろぞろとやってきました。観光放流を見にきたんだなぁと思いました。

関連リンク:水とエネルギー館

水とエネルギー館の施設の内外には何名かのスタッフがいて、私がうろうろしていると声をかけていただきました。
「今日は特別、昨日の大雨の影響で、1日中、自然放流しているんですよ。また、もう1つ、石小屋ダムというのがありますが、そこもこの水量ということもあって、1日中、自然放流しています。これも迫力ありますよ。」
前日の土砂降りの雨により、観光放流ではなく、自然放流を2つのダムで見ることができることになりました。

早速、ダムを見に行きました。
ダムを見るにはダム上からダム下に降りる必要があり、降りる方法としては2つあって、1つがエレベーターで、もう1つがインクラインという急斜面を行き来するケーブルカーに乗る方法です。
インクラインは朝10時からの稼働だったため、行きはエレベーターを使って降り、帰りはインクラインを使って昇ることにしました。
ちなみに、インクラインは大人片道200円(往復300円)で、子どもは半額です。エレベーターは無料です。

エレベーターに乗りダム下の堤体内に着きました。ダム堤体内は地下通路みたいになっていて、冷蔵庫のようにひんやりした空間で、夏に来ると涼しくて気持ち良いと思いました。
ダムの放流の音がダム上にいた時よりも一層大きくなり、通路を抜けると上から大量の水が放流されていました。高さ156m。迫力ある光景で感動しました!上から流れ落ちてくる水しぶきが飛んできて冷たかったですが、感動のあまり見入ってしまいました。

宮ヶ瀬ダムの自然放流その1(6月8日撮影)

宮ヶ瀬ダムの自然放流その2(6月8日撮影)

関連リンク:宮ヶ瀬ダム関連リンク:ダムサイトエリア紹介ページ

宮ヶ瀬ダムの自然放流を見た後、ダムハイキングを開始しました。

石小屋ダムに向かって歩いていく途中、石小屋のモニュメントがあり、宮ヶ瀬ダムができるまでのことが写真とともに記されていました。また、犬を連れて散歩に来ている人がいたり、ロードトレイン愛ちゃん号が走ったりしていました。大沢の滝という自然の滝もあり、ダムの放流とは違いやさしい感じがしました。

石小屋のモニュメント(6月8日撮影)

大沢の滝(6月8日撮影)

10分弱ほど歩き、石小屋ダムに着きました。
こちらも宮ヶ瀬ダム同様、迫力ある放流でした。高さは34.5mですが、横幅が87.0mもあります。ダムの真上にかかる橋から水が流れるところを見ることができました。真上から見る放流の光景も素敵です。

石小屋ダムの自然放流(6月8日撮影)

関連リンク:石小屋ダム

石小屋ダムを後にし中津川沿いに歩き、周辺景色を堪能しました。途中、アジサイの花も綺麗に咲いていました。神奈川県立あいかわ公園を見て、来た道を戻り、宮ヶ瀬ダムに着くと、小学生の団体に加え、大人の団体もいました。放流を背景に、記念写真を撮っていました。子どもにも大人にも良い場所だと思いました。

帰りはインクラインに乗りました。他の観光客がいなかったため、貸切状態で、急斜面をどんどん昇っていき、あっという間に水とエネルギー館の前に着きました。インクラインから見る宮ヶ瀬ダムや神奈川県立あいかわ公園も素敵でした。

この後、宮ヶ瀬湖畔エリアに行ったり、遊覧船に乗ったりしていますので、また、近日中に、そのことをお伝えしたいと思います。

アジサイの花(6月8日撮影)

インクラインから見た宮ヶ瀬ダムの自然放流と宮ヶ瀬ダム周辺(6月8日撮影)

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